スイカは収穫時期の見極めが非常に難しいです。
見た目では熟成度が全然分からなくて、割ってみるとまだ白かったり、熟し過ぎてたりで、昨年はたくさん失敗しました。
収穫時期を見極める方法として、一番正確なのは受粉からの日数をカウントすることなのですが、自分のような週末農業では全然ムリで、受粉日を記録する余裕など全くないです。気づいたときには既に実が大きくなってます。
なので、まず始めにチェックするのは巻きひげの状態です。
スイカのツルの付け根のところにあるやつで、これが完全に枯れているかどうか。
黄色で囲んだところが巻きひげですが、
↑これはまだ枯れてない。
↑これは完全に枯れている!
ということで、素人でも分かりやすいです。
しかし、これだけではまだ不十分。枯れていても熟してないケースが多々あるのと、熟成の度合いが良く分からないです。
必要条件ですが十分条件ではない。ということですね。
そして次にチェックするのはスイカを叩いた音です。
一般的に言われているのは「ボンボンという低い音」ということで、かなり分かりにくいのですが、たくさんのスイカを叩くと、高い音と低い音の違いは分かってきます。
音の高さを比較して、新しいスイカとは明らかに音が違う、一番低い音のスイカから順番に収穫していけばOKです!
「巻きひげが枯れていて、かつ、ボンボンと低い音がするスイカ」を収穫しました。
実際に割ってみると予想通り、いい感じで完熟してます。完璧ではないとは思いますが、この方法で今のところは百発百中です!
ということで、素人向け収穫時期の見極め方のご紹介でした。あとはたくさん収穫することで、さらに耳を鍛えていきたいと思います。職人を目指して。
ちなみに、肝心な「味」ですが、最初はとても甘かったのですが、微妙に甘みが減っているような気がします。考えられる原因は「摘芯」とか「摘果」をしなかったこと。放任栽培なので実ができすぎて、栄養が分散してしまったかもしれないです。
植えたのはたった2株ですが、既に20個ぐらい収穫していて、まだ畑に15個ぐらいあります。どうせそんなに食べられないので、来年はしっかり摘果して、量より質を上げていきたいと思います。